
勉強から遠ざかった社会人にとって厄介な、転職活動での試験。
代表的なのがSPIですが、実は私の受けた50%は違う方式でした。
内容や出題形式も少し違うので、知っておけば慌てることなく優位に試験を進められます。
SHL社がだしている玉手箱という試験方式があります。SPIとは少し違い、ウェブ試験がメインとなっています。
自宅インターネット環境で、決められた時間にアクセスして受けるテストです。
SPIと見分ける方法は、WEB試験の場合は、最初に画面が立ち上がるときにSHLという単語が出てくることがあります。これは玉手箱を作成している会社ですので、これがチラッと見えたらGAB・IMAGESが来ると見て間違いないでしょう。
GAB形式(言語・非言語)・IMAGES形式(言語)の2つの出題パターンがあるのが特徴で、両方のときもあれば、どちら一方のときもあります。
SPIよりも問題自体が少なく、時間も短いですが、出題問題の内容は違うので慣れないと戸惑うと思います。
GABを見分ける方法
GABは非言語問題と言語問題の2つからなり、その中でもいくつかのパターンがあります。
四則逆算・図表の読み取り・表の穴埋めの3つのうちどれか2つがあればGABです。
四則逆算の出題例は4×□=8 の□を埋めるような問題
図表の読み取りの出題例は、円グラフや棒グラフのデータが表示されていて、それを元に正しい数値を導く問題
表の穴埋めは、表に数字が並んでおり、そのどこかが空白になっています。そのパターンや与えられた条件から数値を導く問題です。
いずれも数こなすことと、公式・パターンが掴めさえすれば説きやすい問題です。
私の印象ではSPIよりも解きやすかったですね。
GABの言語問題は、400字程度の小文を読み解き3問程度の設問について、正しいか誤っているか、論理的に導けるか否かを答える。
例 Aはスポーツが好きだが、サッカーが得意な訳ではない
この設問が文章の内容から正しいか間違いかそんなことは書いてないかを答える
CABってなんだ?
GABと違うのは、主にSEシステムエンジニア・プログラマーを対象とした問題であること。IT業界への就職を希望している人は、CABの対策が必要となりますのでご注意を。
IMAGESの出題形式
IMAGESは文章読解の問題です。
書かれている1000時程度の文章を読み解き、
- 筆者が一番訴えたいことが書かれている
- 書かれてはいるが一番訴えたいことではない
- 全く関係ないことがかかれている
設問が3つのどれに該当するか?を選択していくもの。
パターンが決まっているので読み違いさえしなければ対策のしやすい試験でしょう。
時間が取れないのはWEB試験の宿命です。
読み取るポイントさえ抑えておけば解きやすいので、これも問題集で数をこなすことが効力の近道でしょう。