外食業界に転職する前に知っておく基本的な常識と現場の裏側

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外食産業といえば、サービス業に属するいわゆるキツくて給料が安くて、休みが少ないというイメージがあると思います。

もちろんイメージはイメージですが、実際に転職して外食産業で働くことを考えたら、まずは社員としてどのような仕事をしてどのような問題があるかを把握してから始めるべきです。

今回は実際に外食産業に長く従事してきた方からの、これから異業種から転職を考えている人へのアドバイスをまとめていただきました。

もちろん全ての会社でこのようなことが当てはまるとは限りませんが、一つのケースとして事前の業界研究・情報収集は欠かせないものだと認識を深めていただきたいです。

外食産業の多くはアルバイトが基本で成り立つ職場

外食産業に限らず、求人では当然人を集めたいという目的がある為、週休二日制の一日八時間労働という内容で記載されています。ですが、この外食業界でそんな事が現実に実行ができている会社は殆ど無いと考えておいた方が良いです。

外食業界がきつくて休みがないといわれる理由として代表的なのが、サラリーマンと違い働いている人の殆どがアルバイトという事が挙げられます。

外食業界はアルバイトで成り立っています。全ての人員を社員で賄うには人件費の割合が合わないのです。どうしてもアルバイトの人次第で自分の時間がどうなるかが大きく左右されます。

極論ですが、店が開くというのにアルバイトが休みますと急に連絡が入った時、自分が休みだったとしたらどうしますか?他のアルバイトに連絡しても全員が出れなかった場合、それは社員が埋め合わせをしないておお店は運営できません。

人間なので当然体調が悪くなる日、ご家族に問題が起こったりする事が必ず出てきます。どの店も基本的には人件費ギリギリの人材で店舗運営をしているので、そういった欠員の補充は基本的に社員が行うのが鉄則です。

私は正直独身時代からこの飲食業に携わってきており、その時には別に休みがどうなろうと気にしなかったのですが、結婚して子供が出来た時に初めて安定した休みと時間が大事だという事に気づかされました。

もしこれから外食産業に入りたいと考えている方には、それなりの覚悟が必要だと考えて下さい。そして、もしもう入ってしまった後で自分の時間や休みがしっかりと欲しいと考えているのなら方法は大きく分けて二つです。

自分がその店で一番の実力者になり一番キツイ所でもしっかりと働くか、自分は下手に出る事に徹してアルバイトさんにとても優しくし、この人は何か放っておけない、自分が助けてあげないとダメなんだと思わせるかの二つです。

身も蓋もない言い方かもしれませんが、これ位極端に行わないと社員としてのアルバイトのマネジメントなんてできません。まず自分がその店で一番の実力者になるというのは、ホール、キッチンどちらに関してもその店のアルバイトよりも仕事ができる必要があります。

仕事できつくてやりたくない仕事を自ら汚れ役として行う事です。飲食店だとすればグリストラップ等の清掃です。要はこんなに上の人が仕事もできて頑張っているのだからちゃんと協力しないとと思わせる事です。

1日の仕事のペースは一定ではないこと

もう一つは飲食店の動きが苦手な方にはとても有効です。飲食店はとにかくピークが命です。そのピークをいかに上手に回せるかが売上を大きく左右します。

その為には自分自身が能力が高い事が一番手っ取り早いのですが、人には適性というものがあり全ての人がそう上手くはいきません。社員として入ってくる人は、まずはこのマネジメントが上手くいかずに苦労するケースがあります。

そういう場合は集団の力を思い切り利用するのです。簡単にいいますと私の能力では全然力不足なので皆様の力が必要です。という流れに持っていくのです。

この方法を利用する場合には厳しいかもしれませんが、自分を下にしてアルバイトに接しないといけません。このお店は私達が守るんだと思ってもらう方向に持っていくのです。下仕事は当然自分がやらなくてはいけません。

そのアルバイトの人達が効率よく働けるようにするのが仕事となる訳です。以上が極論の二つですが、このどちらかが出来てしまえば外食産業の現場仕事はとても面白くなります。

何事も中途半端にしておくと良い事がないのです。もし独身で別にプライベートの時間が必要無いと思うのであればこういった方法を考えずに自分の方法で試行錯誤していっても平気でしょうけど、もししっかりとプライベートを大事にしたいのであればこういった方法はとても効果的です。

飲食店の最大のメリットは小うるさい上司と常に一緒ではないという事です。

勿論店長になったらの話ですが、店長になるタイミングはその会社によって様々だと思いますが、どちらにせよ普通のサラリーマンに比べたら遥かに対人ストレスが楽になる時期は早いはずです。

自分が店長になりマネジメントで躓かない為にも自分がこの二つのどちらのタイプなのかを考えて店長までの期間を過ごせれば店長になった時にとても役に立つはずです。

逆に今現在店長を行っている人で店舗運営が上手くいっていない方に関しては一旦まずプライドを捨てて、冷静になりましょう。

どれだけ能力が優れていたとしても会社に利益で貢献できていないのであれば仕事ができているとはいえません。

自分の言うとおりにやってくれれば絶対に上手くいくと思う気持ちもあると思いますが、それがマネジメントの難しさです。人間はそれぞれ皆の人生があります。それを自分で選択する権利もあります。この人の言う事に従いたいと思うのも思わないのも自由なのです。

だからこそ上記に挙げた二つの方法がマネジメントにもってこいなのです。誰であれ苦しい時や辞めたいと思う時は当然ありますが、物事を大きくみて冷静に考えてみれば意外に単純だと気がつくはずです。