転職先の年収の約束が1年目しか守られないことも

スポンサーリンク

ある製造メーカーから同じような業種に転職しました。転職先を探すにあたり、年収が下がることは避けたかったので、条件は年収は現状以上、ということで設定しました。

すると先に書いたように他の業界の同様の業種からスカウトがあったので、アバウトに年収の金額だけ決めてもらって、それが前職と同レベルでしたのでそのまま転職しました。思えばこれがいけなかったのです。

職種は書きませんでしたが、ある事業部の責任者です。その事業部がなかなか業績が上がらないので、そのビジネスに詳しい人間ということで私に白羽の矢を立て、事業の立て直しを託してスカウトしたという経緯のようでした。

そういうハードルの高い仕事は返ってやりがいがあるので決して嫌いではないのですが、しかし配属されてからいろいろと調べると、本当にぼろぼろの事業部でした。

ビジネスモデルは時代にあっていなく基本的に赤字体質でしたし、所属している部員もそういう負け戦に慣れてしまって最低のモラルでした。

そういう部署でしたので、1年目はビジネスモデルをどう立て直すかという検討と、事業部員の鍛え直し(それでもダメな部員はほかの部署へ行ってもらう、という血の入れ替えも含めて)ということを重点的に行い、事業そのものの推進はほとんどできず、結果として前年と同様の赤字に終わってしまいました。

それで、その年の給与査定が出たのですが私は目を疑いました。約束した年収が2割以上下がっていたのです。

人事部長(私を採用した時の担当です)のもとに行き、どういうことかと確認したところ、私の望んでいた年収はこの会社では、業績ランクがAでなければ出ないというレベルで、希望に合わせるためにいわば下駄をはかせる形でAを付けその年収にしていたのです。それがA評価から赤字なのでD評価になり、その結果年収が2割下がったということでした。

そういう年収の提示の仕方だということを確認しなかった私もうかつでしたが、約束した金額が1年で下がるということ、そして大不振事業で誰がやっても1年目は業績が開からないことが明確にもかかわらずその考慮がないこと、などから完全にその会社に対して信頼を失い、また年収が2割下がったことでモチベーションも下がり、その年のうちに他の会社に再度転職しました。今でも思い出す苦い体験です。

年収の計算方法は会社によっても全然違いますし、提示された年収がどのような内訳で計算されているかは表面上は分からないことが多いものです。

必ずしも希望通りの年収にならないことも十分考えられることを理解したうえで、こちらも生活かけてやっていくわけです。選考で話が進んだ段階で、必ず給与については話をして納得したうえで、入社するかどうかを決めるようにしましょう。